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外国人が日本で不動産を購入する完全ガイド

外国人が知るべき日本の不動産用語集

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年3月2日
外国人が知るべき日本の不動産用語集

外国人が日本で不動産を購入・賃貸する際に知っておくべき専門用語を英語対訳付きで徹底解説。物件の種類、間取り表記、権利関係、契約手続き、税金、住宅ローン、賃貸特有の用語まで網羅した完全用語集です。不動産取引を安心して進めるための必携ガイド。

外国人が知るべき日本の不動産用語集|購入・賃貸で使う重要キーワードを徹底解説

日本で不動産を購入・賃貸する際、最初にぶつかる壁が「専門用語の多さ」です。不動産広告や契約書には日本語独特の表現が多く、日本語が堪能な外国人でも理解に苦労するケースが少なくありません。

本記事では、外国人が日本の不動産取引で頻繁に出会う用語をカテゴリ別に整理し、英語対訳や実際の使われ方とともに解説します。物件探しから契約、購入後の管理まで、この用語集を手元に置いておけば安心です。

なお、日本の不動産購入の全体像については外国人が日本で不動産を購入する完全ガイドをご覧ください。

物件の種類に関する用語

日本の不動産は物件タイプが細かく分かれています。まず基本的な分類を押さえましょう。

日本語英語説明
マンションCondominium / Apartment building鉄筋コンクリート造の集合住宅。日本では分譲も賃貸もマンションと呼ぶ
アパートApartment木造・軽量鉄骨造の集合住宅。マンションより規模が小さいことが多い
一戸建て(いっこだて)Detached house独立した住宅。土地と建物をセットで購入する
新築(しんちく)New construction完成後1年未満かつ未入居の物件
中古(ちゅうこ)Used / Pre-owned一度でも人が住んだことがある物件
土地(とち)Land建物のない更地。注文住宅を建てる場合に購入する
分譲(ぶんじょう)For sale (sectioned)区画やフロアに分けて販売される不動産

マンション購入に興味がある方はマンション購入ガイド、一戸建てなら一戸建て購入ガイドも参考にしてください。

間取りの読み方と表記ルール

日本の物件情報で必ず目にするのが「1LDK」「3DK」などの間取り表記です。これは日本独自の表現で、海外にはない概念です。

略称意味英語
Rワンルーム(部屋とキッチンが一体)Studio
Kキッチン(4.5畳未満の台所)Kitchen
DKダイニングキッチン(4.5畳以上の食事スペース付き台所)Dining Kitchen
LDKリビングダイニングキッチン(8畳以上の居間兼食堂兼台所)Living Dining Kitchen
Sサービスルーム(納戸)。採光基準を満たさない部屋Service room / Storage

たとえば2LDKとは「2つの個室+リビングダイニングキッチン」を意味します。数字が部屋数を表し、後ろのアルファベットが共用スペースの種類を示します。

面積は「畳(じょう)」で表されることもあります。1畳は約1.62㎡(地域により異なる)です。物件広告では「専有面積」が㎡で記載されるのが一般的です。

不動産の権利に関する用語

日本で不動産を購入する際、最も重要なのが「権利関係」の理解です。外国人にとっては特に注意が必要な分野です。参考:日本の不動産法規制と外国人の権利

日本語英語説明
所有権(しょゆうけん)Ownership / Fee simple土地・建物を無期限で自由に使用・収益・処分できる権利
借地権(しゃくちけん)Leasehold他人の土地を借りて建物を所有する権利。期間に定めがある
区分所有権(くぶんしょゆうけん)Sectional ownershipマンションの各住戸に対する所有権
抵当権(ていとうけん)Mortgage住宅ローンの担保として不動産に設定される権利
登記(とうき)Registration不動産の権利関係を法務局に登録すること
登記簿謄本(とうきぼとうほん)Certificate of registry不動産の権利情報が記載された公的書類

重要なポイントとして、外国人はビザや在留資格がなくても日本の不動産(土地・建物)を所有できます。これは在留資格・ビザと不動産購入で詳しく解説しています。

借地権付きの物件は所有権に比べて価格が安い傾向がありますが、建て替えや売却に制約があるため注意が必要です。

契約・取引に関する用語

不動産の売買契約は多くの専門用語が飛び交います。不動産契約と必要書類と合わせてご確認ください。

日本語英語説明
重要事項説明(じゅうようじこうせつめい)Important matter explanation契約前に宅地建物取引士が買主に行う法定の説明。略称「重説」
売買契約書(ばいばいけいやくしょ)Sales contract不動産売買の条件を定めた法的拘束力のある契約書
手付金(てつけきん)Earnest money / Deposit契約時に買主が売主に支払う保証金。通常は売買価格の5~10%
仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)Brokerage fee / Commission不動産会社に支払う手数料。上限は「売買価格×3%+6万円+消費税」
宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)Licensed real estate agent不動産取引の国家資格保持者。重要事項説明を行う義務がある
引き渡し(ひきわたし)Handover / Delivery物件の所有権が売主から買主に移転すること
瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)Defect liability売却後に隠れた欠陥が見つかった場合の売主の責任

重要事項説明は日本の不動産取引で最も重要な手続きの一つです。宅地建物取引士の資格を持つ者が対面で説明し、買主が内容を理解した上で署名・押印します。外国語での説明を希望する場合は、不動産会社選びの段階で多言語対応の会社を選ぶことが大切です。

費用・税金に関する用語

不動産の購入には物件価格以外にもさまざまな費用がかかります。資金計画と頭金の準備で全体像を把握しましょう。

日本語英語説明
頭金(あたまきん)Down payment住宅ローンを利用する際に自己資金で支払う部分
印紙税(いんしぜい)Stamp duty契約書に貼付する収入印紙の費用
登録免許税(とうろくめんきょぜい)Registration and license tax不動産登記の際に国に納める税金
不動産取得税(ふどうさんしゅとくぜい)Real estate acquisition tax不動産を取得した際に都道府県に納める税金
固定資産税(こていしさんぜい)Property tax毎年1月1日時点の所有者に課される地方税
都市計画税(としけいかくぜい)City planning tax市街化区域内の不動産に課される税金
管理費(かんりひ)Management feeマンションの共用部分の維持管理にかかる月額費用
修繕積立金(しゅうぜんつみたてきん)Repair reserve fundマンションの大規模修繕に備えた月額の積立金

税金の詳細は不動産にかかる税金ガイドで解説しています。購入時の諸費用は一般的に物件価格の6~10%が目安です。

住宅ローンに関する用語

外国人が日本で住宅ローンを利用するには、永住権の有無や在留年数などの条件があります。詳しくは外国人向け住宅ローン完全ガイドをご覧ください。

日本語英語説明
住宅ローン(じゅうたくローン)Housing loan / Mortgage住宅購入資金を金融機関から借りること
変動金利(へんどうきんり)Variable interest rate市場金利に連動して変動する金利タイプ
固定金利(こていきんり)Fixed interest rate一定期間金利が変わらないタイプ
返済期間(へんさいきかん)Repayment periodローンを完済するまでの期間。最長35年が一般的
団体信用生命保険(だんたいしんようせいめいほけん)Group credit life insuranceローン契約者が死亡した場合に残債が免除される保険。略称「団信」
繰り上げ返済(くりあげへんさい)Early repayment予定より早く元金を返済すること
融資審査(ゆうししんさ)Loan screening金融機関がローン申請者の返済能力を審査すること

永住権がない外国人でもローンを組める金融機関はありますが、条件が厳しくなる傾向があります。永住権と住宅購入も参考にしてください。

賃貸で使われる用語

賃貸物件を借りる際にも日本独自の用語が多数あります。特に「礼金」は海外にはない概念です。

日本語英語説明
敷金(しきkin)Security deposit退去時の原状回復費用に充てられ、残額は返還される
礼金(れいきん)Key money大家への謝礼として支払う一時金。返還されない
共益費(きょうえきひ)Common area fee共用部分の維持管理にかかる月額費用
更新料(こうしんりょう)Renewal fee賃貸契約を更新する際に支払う費用。通常は家賃1ヶ月分
原状回復(げんじょうかいふく)Restoration to original condition退去時に物件を入居時の状態に戻すこと
保証人(ほしょうにん)Guarantor借主の債務を保証する人物。保証会社で代替可能な場合も
家賃保証会社(やちんほしょうがいしゃ)Rent guarantee company保証人の代わりに家賃支払いを保証する会社

外国人の場合、保証人を見つけるのが難しいケースが多いため、家賃保証会社の利用が一般的になっています。

建築・構造に関する用語

物件の安全性や耐久性を判断するために、建築関連の基本用語も把握しておきましょう。

日本語英語説明
耐震基準(たいしんきじゅん)Earthquake resistance standard建物の耐震性能を定めた基準。1981年に大幅改正(新耐震基準)
鉄筋コンクリート造(RC造)Reinforced concreteコンクリートに鉄筋を組み合わせた構造。マンションに多い
鉄骨造(S造)Steel frame鉄骨を骨組みに使った構造
木造(もくぞう)Wooden structure木材を主要構造材とした建物。一戸建てに多い
建ぺい率(けんぺいりつ)Building coverage ratio敷地面積に対する建築面積の割合上限
容積率(ようせきりつ)Floor area ratio (FAR)敷地面積に対する延床面積の割合上限
築年数(ちくねんすう)Building age建物が完成してからの経過年数

中古物件を検討する場合、1981年(昭和56年)以降の新耐震基準を満たしているかが重要な判断材料になります。中古物件やリノベーションについては中古物件とリノベーションを参照してください。

不動産用語を学ぶためのおすすめリソース

日本の不動産用語をさらに深く学びたい方には、以下のリソースがおすすめです。

不動産会社との打ち合わせの前に、この用語集と上記リソースに目を通しておくことをおすすめします。不動産会社・仲介業者の選び方も合わせてご確認ください。

まとめ:用語を知ることが安心な取引の第一歩

日本の不動産取引は専門用語が多く、外国人にとってハードルが高く感じられます。しかし、基本的な用語を事前に理解しておけば、不動産会社との交渉や契約手続きがスムーズになります。

この記事のポイント:

  • 物件タイプ(マンション・一戸建て)と間取り表記(LDK等)を理解する
  • 権利関係(所有権・借地権)は購入判断に直結する重要概念
  • 重要事項説明は契約前の最重要手続き
  • 敷金・礼金など日本独自の費用体系を事前に把握する
  • 耐震基準(1981年の新耐震基準)は中古物件選びの重要指標

不動産用語に不安がある場合は、多言語対応の不動産会社や通訳サービスを活用しましょう。日本での不動産購入の全体的な流れは不動産購入手続きと流れで確認できます。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、日本企業・外資系企業で11年の実務経験。外国人の日本不動産購入情報を発信。

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