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東京の不動産ガイド

東京の新築マンション価格動向

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年3月2日
東京の新築マンション価格動向

東京23区の新築マンション平均価格は1億3,613万円に到達。2025年最新データに基づくエリア別価格比較、外国人購入者の実態、2026年以降の市場予測まで、東京のマンション購入を検討する外国人に必要な情報を網羅的に解説します。

東京の新築マンション価格動向|2025年最新データと外国人購入者への影響

東京の新築マンション市場は、近年かつてないほどの価格上昇を続けています。2025年には東京23区の新築マンション平均価格が1億3,613万円に達し、3年連続で1億円を超える水準となりました。外国人にとって、この急騰する市場でどのように物件を選び、購入すべきかを正しく理解することが重要です。

本記事では、最新の価格データやエリア別の動向、外国人購入者の実態、そして今後の市場予測まで、東京の新築マンション価格に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。これから東京でマンション購入を検討している外国人の方は、ぜひ参考にしてください。

東京23区の新築マンション平均価格の推移

東京23区の新築マンション市場は、ここ数年で劇的な価格上昇を遂げています。不動産経済研究所の調査によると、2025年の東京23区における新築分譲マンションの平均価格は前年比21.8%増の1億3,613万円となり、過去最高値を更新しました。

さらに、2025年度上半期(4月〜9月)の首都圏全体では、戸当たり平均価格が9,489万円(前年比+19.3%)、平米単価が22.2万円(前年比+18.4%)と大幅に上昇し、3年連続で過去最高値を記録しています。

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特に注目すべきは、東京23区全域で平均平米単価が100万円以上に到達したことです。これはLIFULL HOME'Sの調査で明らかになった事実で、かつて都心部に限られていた高価格帯が周辺エリアにも拡大していることを示しています(参考:LIFULL HOME'S調査)。

この価格上昇の背景には、建設業界における深刻な人手不足と資材価格の高騰があります。建設コストの上昇は直接的に販売価格に反映されており、今後もこの傾向は続くと予測されています。

エリア別の価格比較と注目エリア

東京の新築マンション価格は、エリアによって大きく異なります。以下の表で、主要エリアの最新価格を比較してみましょう。

エリア平均価格(2025年上半期)平米単価前年比
東京23区1億3,064万円201.5万円+21.8%
都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)1億9,503万円+20.2%
東京都下6,835万円111.8万円+13.7%
神奈川県6,957万円103.9万円+11.4%
埼玉県6,551万円95.8万円+15.8%
千葉県5,738万円80.2万円+2.7%

都心6区の平均価格は1億9,503万円と、2億円に迫る水準です。一方で、東京都下や近隣県では6,000万円〜7,000万円台で購入できる物件もあり、予算に応じた選択肢が存在します。

外国人購入者に特に人気のエリアとしては、港区・中央区・渋谷区といった国際色豊かな地域が挙げられます。これらのエリアは英語対応の施設やインターナショナルスクールが充実しており、生活のしやすさも大きな魅力です(参考:SUUMO市場動向)。

詳しいエリア別の情報については、東京の不動産ガイドもご覧ください。

外国人による新築マンション購入の実態

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国土交通省が初めて実施した調査によると、2025年1〜6月に東京23区で海外居住者が取得した新築マンションの割合は全体の3.5%でした。都心6区に限ると7.5%と、都心ほど外国人購入者の比率が高い傾向にあります。

国・地域別の取得件数を見ると、以下のような結果となっています。

国・地域取得件数(2025年上半期)
台湾192件
中国30件
シンガポール21件
その他アジア数十件

台湾からの購入者が192件と圧倒的に多く、投資目的だけでなく居住目的での購入も含まれています。また、英語圏の不動産情報サイトによると、外国人投資家は全国の不動産取引の約27%を占めており、中央区東京では新築マンション販売の最大40%が外国人によるものとの報告もあります(参考:nippon.com)。

円安(1ドル約140円前後)が続いていることも、外国人にとって日本の不動産を「割安」と感じさせる要因となっています。ただし、海外居住者による取得は不動産市場全体から見ると限定的であり、価格高騰の主因ではないとされています。

外国人がマンションを購入する際の全体的な流れについては、外国人が日本で不動産を購入する完全ガイドで詳しく解説しています。

価格高騰の主な要因

東京の新築マンション価格が急騰している背景には、複数の構造的要因があります。

建設コストの上昇

建設業界では深刻な人手不足が続いており、2024年の働き方改革による残業規制強化がこれをさらに加速させました。加えて、鉄鋼・コンクリートなどの資材価格も高騰しており、建設コスト全体が大きく上昇しています。

土地価格の上昇

東京の商業地・住宅地ともに地価は上昇傾向にあり、特に駅近や再開発エリアでは顕著です。大規模再開発プロジェクト(品川、渋谷、虎ノ門など)が周辺の地価を押し上げる効果も見られます。

供給量の減少

新築マンションの供給戸数は、建設コスト上昇の影響で絞り込まれています。デベロッパーは高価格帯の物件に注力する傾向があり、中低価格帯の物件が減少。供給減少と需要の堅調さが、価格上昇を支えています。

低金利環境と金融緩和

日本銀行は段階的に金利を引き上げていますが、依然として諸外国と比べれば低水準です。住宅ローン金利が比較的低いことが、マンション需要を下支えしています(参考:クラモア)。

資金計画について詳しくは、資金計画と頭金の準備をご参照ください。

2026年以降の市場予測

今後の東京新築マンション市場はどのように推移するのでしょうか。複数の専門家やアナリストの見解をまとめると、以下のような予測が浮かび上がります。

価格上昇は継続するが、ペースは鈍化

2024年の約8%上昇に対し、2025年は5〜6%程度の年間上昇率に落ち着くと見られています。2026年以降もこの傾向は続き、高水準を維持しつつも急激な上昇は緩やかになる可能性が高いです(参考:PropertyAccess)。

都心部の「局地バブル」は継続

千代田区・中央区・港区などの都心6区では、富裕層と外国人需要に支えられ、引き続き高い価格水準が維持されると予想されます。特に1億〜3億円帯の物件への需要は堅調です。

金利上昇リスクに注意

日銀の利上げが本格化した場合、住宅ローン負担が増加し、需要に影響を与える可能性があります。ただし、急激な金利上昇は想定されておらず、段階的な調整が見込まれています。

円相場の変動リスク

円高に転じた場合、外国人投資家にとっての割安感が薄れ、国際的な購入圧力が低下する可能性があります。為替動向は外国人購入者にとって重要な判断材料です。

市場全体のトレンドについては、不動産市場トレンドと将来予測で詳しく分析しています。

外国人が東京で新築マンションを購入する際の注意点

外国人として東京で新築マンションを購入する際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

住宅ローンの審査

外国人が日本で住宅ローンを組む場合、永住権の有無が大きな条件となります。永住権がない場合でも融資を受けられる金融機関はありますが、頭金の比率が高くなる傾向があります。詳しくは外国人向け住宅ローン完全ガイドをご覧ください。

在留資格の確認

不動産の購入自体は在留資格に関係なく可能ですが、住宅ローンの利用や居住目的の場合は適切な在留資格が必要です。在留資格・ビザと不動産購入で詳細を確認してください。

信頼できる不動産会社の選定

外国語対応が可能な不動産会社を選ぶことが重要です。契約書類は基本的に日本語で作成されるため、通訳や翻訳サービスを提供してくれる会社を選びましょう。不動産会社・仲介業者の選び方も参考になります。

管理費・修繕積立金の確認

新築マンションでは、月々の管理費に加えて修繕積立金が発生します。初期段階では安く設定されていることが多いですが、将来的に値上がりする可能性があるため、長期修繕計画を確認しておくことが重要です。

税金と諸費用

不動産取得税、固定資産税、都市計画税など、購入時および保有時にかかる各種税金を事前に把握しておきましょう。不動産にかかる税金ガイドで詳しく解説しています。

まとめ:東京の新築マンション市場と外国人購入者へのアドバイス

東京の新築マンション市場は、2025年現在も力強い価格上昇を続けています。東京23区の平均価格は1億3,613万円、都心6区では約2億円に迫る水準となっており、外国人にとっても大きな関心事です。

外国人購入者へのアドバイスをまとめると:

  • 予算に応じたエリア選定:都心6区は2億円近いが、東京都下や近隣県なら6,000万円台から選択可能
  • 為替動向を注視:円安時は割安だが、円高転換リスクも考慮
  • 住宅ローンの事前準備:永住権の有無により条件が大きく異なるため、早めの相談が重要
  • 将来の資産価値:駅近・再開発エリアは資産価値が落ちにくい傾向
  • 専門家への相談:外国語対応の不動産会社や税理士に相談することで、スムーズな取引が可能

東京のマンション市場は今後も堅調な見通しですが、金利上昇や為替変動などのリスク要因にも注意が必要です。十分な情報収集と専門家のサポートを得て、賢い不動産購入を実現しましょう。

新築物件の購入プロセスについて詳しくは、新築物件の購入もぜひご覧ください。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、日本企業・外資系企業で11年の実務経験。外国人の日本不動産購入情報を発信。

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