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中古物件とリノベーション

リノベーション費用の相場と予算の立て方

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年3月2日
リノベーション費用の相場と予算の立て方

日本のリノベーション費用の最新相場をマンション・戸建て別に徹底解説。平米単価15~20万円のフルリノベーション費用から、予算の立て方、費用を抑える6つのポイント、外国人特有の注意点まで、具体的な金額を表付きで紹介します。

リノベーション費用の相場と予算の立て方|外国人のための完全ガイド

日本で中古物件を購入してリノベーションするという選択肢は、外国人にとっても非常に魅力的です。新築よりもコストを抑えながら、自分好みの住まいを実現できるからです。しかし、リノベーション費用は物件の状態や工事内容によって大きく異なるため、事前にしっかりと相場を把握し、予算を立てることが重要です。

この記事では、日本のリノベーション費用の最新相場から、予算の立て方、費用を抑えるポイント、そして外国人が注意すべき点まで、詳しく解説します。中古物件とリノベーションに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

リノベーション費用の相場はいくら?

リノベーション費用は、物件の種類や工事の範囲によって大きく変わります。2026年現在の最新相場を確認しましょう。建設資材価格や施工コストの上昇を背景に、リノベーション費用はここ数年でやや上昇傾向にあります(参考:ゼロリノベジャーナル)。

マンションのリノベーション費用

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マンションのフルリノベーション(スケルトンリノベーション)の場合、平米単価15万~20万円が一般的な相場です。間取り変更を伴わない表層リフォームであれば、平米単価10万~15万円程度で済みます。

専有面積表層リフォームフルリノベーションスケルトンリノベ(ハイグレード)
50㎡500万~750万円750万~1,000万円1,000万~1,500万円
60㎡600万~900万円900万~1,200万円1,200万~1,800万円
70㎡700万~1,050万円1,050万~1,400万円1,400万~2,100万円
80㎡800万~1,200万円1,200万~1,600万円1,600万~2,400万円
100㎡1,000万~1,500万円1,500万~2,000万円2,000万~3,000万円

戸建てのリノベーション費用

戸建ての場合は、屋根や外壁など外装工事も加わるため、マンションより費用が高くなる傾向があります。フルリノベーションの相場は1,200万~2,000万円前後が目安です(参考:SHUKEN Re リノベーション)。

一戸建て購入ガイドも併せてご確認ください。

工事内容別の費用目安

リノベーションは部分的な工事から全面改装まで、さまざまな範囲があります。以下に主な工事内容別の費用目安をまとめました。

工事内容費用目安工期目安
キッチン交換80万~200万円1~2週間
浴室リフォーム80万~150万円1~2週間
トイレ交換20万~50万円1~3日
洗面所リフォーム20万~50万円1~3日
フローリング張替え15万~30万円(6畳)1~2日
壁紙・クロス張替え5万~15万円(6畳)1日
間取り変更50万~300万円2~4週間
耐震補強100万~200万円2~4週間
断熱リフォーム50万~300万円1~3週間
外壁塗装(戸建て)80万~150万円1~2週間

特に築20~30年の物件では設備や配管の老朽化が見られ、築40年以上になると構造や断熱の劣化による追加費用が発生しやすくなります。予備費として総費用の10~15%を確保しておくことをおすすめします。

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予算の立て方|5つのステップ

リノベーション予算を適切に立てるために、以下の5つのステップを踏みましょう。

ステップ1:総予算を把握する

まず、物件購入費用とリノベーション費用を合わせた総予算を確認します。資金計画と頭金の準備で詳しく解説していますが、一般的には総費用の2~3割を自己資金でまかない、残りをローンで補うケースが多いです。

借入可能額は年収の5倍前後が目安となります。例えば年収600万円の場合、約3,000万円が借入可能額の目安です。

ステップ2:物件価格とリノベ費用のバランスを決める

中古物件+リノベーションの場合、物件価格とリノベ費用のバランスが重要です。一般的な配分の目安は以下の通りです:

  • 物件価格 7:リノベ費用 3 - 立地重視で最低限のリノベーション
  • 物件価格 6:リノベ費用 4 - バランス型(最も一般的)
  • 物件価格 5:リノベ費用 5 - 築古物件を大幅にリノベーション

ステップ3:優先順位を決める

限られた予算の中で最大限の効果を得るために、リノベーション項目に優先順位をつけましょう。

  1. 必須工事:耐震補強、配管交換、電気設備の更新など安全に関わるもの
  2. 重要工事:キッチン、浴室、トイレなど毎日使う設備
  3. 希望工事:間取り変更、デザイン性の向上、収納の充実
  4. 将来工事:入居後に追加で行える工事

ステップ4:複数の業者から見積もりを取る

最低でも3社以上から見積もりを取ることをおすすめします。見積もりを比較する際には、単純な価格比較ではなく、工事内容の詳細、使用する材料のグレード、アフターサポートの内容なども確認しましょう。

不動産会社・仲介業者の選び方も参考にしてください。

ステップ5:予備費を確保する

リノベーション工事では、解体して初めてわかる不具合が見つかることがあります。特にスケルトンリノベーションでは追加費用が発生しやすいため、総費用の10~15%を予備費として確保しておきましょう。

リノベーション費用を抑える6つのポイント

予算を超えないように、以下のポイントを意識しましょう(参考:ゼロリノベ 費用を抑えるポイント)。

1. ワンストップリノベーション会社を利用する

物件探しから設計・施工・アフターサービスまでを一括でサポートしてくれるワンストップ会社を利用すると、複数の業者に依頼するよりも中間マージンが少なく、総費用を抑えやすくなります。

2. 水回りの位置を変えない

キッチンや浴室などの水回り設備は、配管の移設に大きなコストがかかります。位置を変えずにリノベーションすれば、配管工事費を大幅に削減できます。

3. 既存の間取りを活かす

壁の撤去や新設は費用がかさむため、既存の間取りをできるだけ活用することで費用を節約できます。

4. 素材のグレードにメリハリをつける

目立つ場所には高級素材を使い、あまり目につかない場所にはコストパフォーマンスの良い素材を選ぶことで、見た目の印象を保ちながら費用を抑えられます。

5. 補助金・助成金を活用する

日本政府や地方自治体は、耐震補強や省エネリフォームなどに対して補助金制度を設けています。外国人でも永住権や一定の在留資格があれば利用可能なものが多いです。永住権と住宅購入で関連情報を確認できます。

6. 施工時期を調整する

リノベーション業界は春(3~4月)と秋(9~10月)が繁忙期です。閑散期に依頼すると、値引き交渉がしやすくなる場合があります。

外国人がリノベーションする際の注意点

外国人が日本でリノベーションを行う場合、いくつかの特有の注意点があります(参考:MailMate - Renovation Cost in Japan)。

言語の壁への対応

リノベーション業者とのやり取りは基本的に日本語です。設計図面や見積書なども日本語で作成されるため、日本語が十分でない場合は、通訳サービスの利用バイリンガル対応のリノベーション会社を選ぶことをおすすめします。

ローンの選択肢

外国人向けのリノベーションローンは選択肢が限られる場合があります。外国人向け住宅ローン完全ガイドで詳しく解説していますが、永住権の有無によって利用可能なローン商品が変わります。リノベーション費用を住宅ローンに組み込む「リフォーム一体型ローン」も検討してみましょう。

マンション管理規約の確認

マンションの場合、管理規約によってリノベーションの範囲が制限されることがあります。特に以下の点は事前に確認が必要です:

  • フローリングの遮音等級の指定
  • 工事可能な時間帯
  • 工事届出の提出期限
  • 共用部分への影響が出る工事の制限

建築確認申請

大規模なリノベーションの場合、建築確認申請が必要になることがあります。申請費用は20万~80万円、設計士への依頼費用は100万~300万円が目安です。日本の不動産法規制と外国人の権利も参考にしてください。

空き家(akiya)リノベーションの費用と可能性

近年、日本全国で増加している空き家(akiya)を購入してリノベーションする外国人が増えています。空き家は数十万円~数百万円という破格の価格で購入できることもあり、リノベーション費用を含めても新築より大幅にコストを抑えられます(参考:Old Houses Japan)。

ただし、空き家の状態は千差万別で、以下のような追加費用が発生する可能性があります:

  • 構造補強:100万~500万円
  • シロアリ駆除・防蟻処理:20万~50万円
  • 屋根の葺き替え:100万~300万円
  • 基礎の補修:50万~200万円

日本政府は空き家の活用を推進しており、補助金や税控除などのインセンティブを提供しています。地方移住を検討している方は、地方都市・地方の不動産ガイドもご覧ください。

リノベーション業者の選び方

信頼できるリノベーション業者を選ぶことは、工事の品質とコスト管理の両面で非常に重要です。

業者タイプメリットデメリット費用感
ワンストップ会社窓口が一つで手間が少ない選択肢がやや限定的中~高
工務店地域密着で小回りが利くデザイン力にばらつき低~中
設計事務所+工務店デザインの自由度が高い費用が高くなりがち
大手リフォーム会社保証体制が充実費用がやや割高中~高

業者選びでは以下の点を必ず確認しましょう:

  • 施工実績:過去の事例写真やお客様の声
  • 見積もりの詳細度:一式表示ではなく項目ごとの明細
  • 保証内容:工事後のアフターサービスや保証期間
  • 資格・許可:建設業許可の有無

物件管理とメンテナンスも長期的な視点で確認しておくことをおすすめします。

まとめ:成功するリノベーションのために

日本でのリノベーション費用は、マンションで平米単価15~20万円、戸建てで1,200万~2,000万円が一般的な相場です。外国人でも日本の不動産を所有する制限はなく、適切な準備と計画があれば、理想の住まいを実現できます。

成功するリノベーションのポイントをまとめると:

  1. 相場を理解してから予算を立てる
  2. 複数の業者から見積もりを取って比較する
  3. 優先順位を明確にして費用にメリハリをつける
  4. 予備費として総費用の10~15%を確保する
  5. 補助金・助成金を積極的に活用する
  6. 信頼できる業者を慎重に選ぶ

初めて日本で不動産を購入する方は、まず外国人が日本で不動産を購入する完全ガイドをお読みいただくことをおすすめします。しっかりとした予算計画を立てて、理想のリノベーションを実現しましょう。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、日本企業・外資系企業で11年の実務経験。外国人の日本不動産購入情報を発信。

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